むつみこども園

幼稚園から認定子ども園化へ移行するに向けて、保育室を新しく増築する計画です。本棟はRC造三階建て、可動テントのかかる園庭を挟んで向かいに鉄骨造2階建ての保育室をつくりました。軒下の屋外空間をたっぷりとって、園庭には樹木をたくさん植えました。見通しのよい面的に広い外部空間ではなく、子供たちが自分の小さな居場所を見つけられるような、大人の目に届きにくい場所もあえてつくりました。子どもたちが建物の中からウッドデッキの半屋外、そして園庭へ。自らが自然の中を走り回り、のびのびと過ごせる空間です。
むつみこども園ウェブサイト

<建築概要>
■建築場所:大阪市阿倍野区
■用途:認定こども園(むつみこども園)
■構造:鉄骨造2階建
■主な外部仕上げ
【外壁】ガルバリウム鋼板/ALC塗装
【屋根】シート防水
■主な内部仕上げ
【床】カラ松フローリング
【壁】塗装/クロス
【天井】ジプトーン
【建具】シナ/トガ

 

 


可動のテントの下の園庭。

成長はこれからですが、樹木をたくさん植えています。


避難用の滑り台も日常使いで、遊具として積極利用しています。

扉を引き込むと、半屋外空間のデッキと室内が一体化します。

手洗い・足洗場も左官仕上げと杉板で造作しました。

2階保育室