2.5間の間口からは想像し難い奥行の長い京都らしい、うなぎの寝床の建物。筋かいを積極的なモチーフとすることで、耐震補強をしながらも開放感溢れる空間としています。適所で間仕切りを設けることで、空調の効率性にも配慮。建物の最奥には陶芸家の奥さんのためのアトリエのあるハナレがあります、ここはローコストに仕上げています。玄関土間は将来的にギャラリーとして使うことを想定し、アプローチ空間も植栽をほどこしています。

<建築概要>
建築場所:京都市三軒町
用途:住宅+アトリエ
<主な外部仕上げ>
外壁:カラマツ板
屋根:既設瓦
<主な内部仕上げ>
床:カラマツ・ナラフローリング
壁:和紙クロス
天井:既存板
アプローチはSCOPさんにデザイン施工を依頼しました 将来クライアントの作品を展示する玄関土間 補強の筋交いを積極的に室内の意匠に。 南面は2層の吹き抜けとし、採光を奥まで取り込んでいます。 工房はローコストに既存活用 最も陽当りの良い場所に浴室・洗面室、洗濯物を干しやすい場所。