
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター主催の
「第42回住まいのリフォームコンクール」において、自邸の長屋改修
「ヨコとタテにつながる長屋~都市に住む~」が入賞しました。さらに入賞作品の中から選ばれる上位賞7作品のひとつにも選定いただきました。
これまで10数年にわたり、この町でコツコツと長屋改修に取り組み続け、今回の建物は46戸目の長屋として、自邸をリノベーションしたものです。このような形で評価をいただけたことを大変うれしく思います。
審審査委員長の松村秀一先生からは、既存建築ストックが今後50年、100年と生き続ける可能性と、その“建築の健康寿命”を延ばすことへの建築技術者の役割についてお話がありました。その言葉に共感するとともに、改めて自らの取り組みを見つめ直す機会となりました。
昭和町〜田辺界隈には、いまなお“大大阪時代”の近代長屋が数多く残っています。これら100年近くこの町を見守ってきた長屋たち、そしてあり余る既存ストックの健康寿命を少しでも延ばせるよう、これからも設計活動に励んでいきます。