神戸市・阪急岡本駅近の商店街の二軒長屋の一区画、元洋服店をカフェへとリノベーションしました。石畳みの商店街路がそのまま内部空間へつながっていくようなイメージで、アンティークレンガを埋め込んだコンクリート土間の通路を片側に通し、そこから各客席ゾーンへアプローチする平面計画としています。補強梁などがあり、あえて梁を見せずに天井高さがグッと低い空間にて土壁に覆われた、穴蔵の様な場所もつくっています。ファサードは、色ガラスのフィックスをランダムに配置しています。すこし暗めの内部空間に色ガラスを通して外部光が差し込む、印象的な光を演出しています。

いしころカフェ
※2019年岡本店は閉店し、姫路の須磨に移転されました。

<建築概要>
建築場所:兵庫県神戸市
用途:店舗
構造:長屋建ての一区画

(主な外部仕上げ)
外壁:波型スレート板
屋根:既存瓦
(主な内部仕上げ)
床:カラマツ・土間
壁:漆喰(セルフ)
天井:漆喰/クロス
建具:トガ