福知山の旧地方銀行跡を、クラフトビール醸造所とビアパブへとコンバージョンしました。高天井のダイナミックな空間に、醸造設備と飲食スペースを配置。それぞれの機能を分節しながらも相互の視認性を確保し、元銀行ならではの意匠や雰囲気を感じられる店内となっています。
これまで福知山で空き家再生や店舗誘致といったまちづくりに取り組んできたクライアントが、今回は事業主=プレイヤーとして挑戦。地域に根付いたネットワークを活かし、多くの仲間の協力を得ながら、工事の大部分をセルフビルドで行い、約1年半をかけて完成させました。

<建築概要>
場所:福知山市南本町
用途:クラフトビール醸造所+ビアパブ+シェアオフィス
構造:RC造3F
主な外部仕上げ
【外壁】既存アルミパネル、既存タイル
【屋根】ウレタン防水
主な内部仕上げ
【床】土間コンクリート
【壁】塗装
【天井】塗装

商店街に面した旧地方銀行跡をコンバージョン 外観はそのまま。扉はスチール製のものに更新しました。 天井は撤去すると、モール装飾のある天井が出てきた。 長いカウンターも元は銀行にあった受付カウンターをアップサイクル。天板は地元の和紙を貼っています。