大豆塚の家

昭和中期築の既存戸建て住宅の改修。奥行きのある敷地で階段室の吹き抜け部分に開口を大きく取りそこから南の光を奥まで届くように計画しています。将来アトリエ利用を想定し、ワークショップなどもできるように、玄関土間側にも入口を設けています。基礎廻りの補強、耐力壁増設断熱強化等、1階中心の改修としてコストコントロールを行っています。漆喰仕上げは住まい手さんが自主施工。造作キッチンや洗面台はモールテックスという左官新素材を採用しました。

<建築概要>
■建築場所:堺市大豆塚町
■用途:一戸建ての住宅
■構造:木造2階建
■主な外部仕上げ
【外壁】モルタル塗装・焼き杉板(フッ素樹脂塗)
【屋根】ガルバリウム鋼板
■主な内部仕上げ
【床】カラ松/杉
【壁】漆喰(セルフ工事)
【天井】和紙クロス
【建具】シナフラッシュ

 

 


外観

奥行きのある立地、見通せるプランで閉塞感がないように。

キッチンカウンターは新左官素材のモールテックス

階段室の吹き抜けのハイサイドライトから光を取りこんでいます。
入り口には土間空間として、将来開いたスペース(アトリエ)に利用します。


二階は床構面の補強を中心に。仕上げは床板を無垢材に更新。


洗面台もモールテックスを使っています。